雰囲気作りは距離作り〜「ジョージ・ガーシュウィンのオトのヒビ」

豊中市立文芸センター・ロビーの一角で、ミュージックコミュニケーションプロデュース「ジョージ・ガーシュウィンのオトのヒビ」を実施しました。

今回は作曲家、ジョージ・ガーシュウィンに着目し、彼の作り上げた音楽のバックグラウンドを解説しながら辿っていくコンサートでした。

コンサートの見どころは「雰囲気」。本来ならばオーケストラで演奏されるはずのガーシュウィンの曲を、たった一台のピアノで表現しました。時代を超えて平成を生きる若者が、全力で表現する姿。視覚、聴覚から感じられる圧倒的ガーシュウィンの世界観を表現。なんとも優雅なひと時となりました。

その理由としては、どうやら距離が関係しているようです。演奏者の学生とお客様の距離がとにかく近かったため、迫力のある演奏を間近で見ることができ、特別感を生み出すことに繋がったのだと考えられます。

当日は、50代から70代のお客様が多く見られました。ご来場して下さったみなさんから、今回の企画に対して「素晴らしかった」とのお声を多くいただきました!

客観的に今回のイベントを観察していました。昼間にリハーサル、夜に本番だったので、記録撮影の際に、照明のバランス調整ができていなかったなどの反省もありました。これらを踏まえて、次回からさらに良いロビーコンサートを目指し、我々の試行錯誤は続きます!

(2018年10月17日 豊中市立文化芸術センター大ホールロビー)
文:ミュージックコミュニケーション専攻 1年 矢野夏実